「mguu」のルックスはリカバリーやリラクゼーション用のサンダルというよりも、スポーツサンダルです。
アッパーはミニマリスト仕様のワラーチ風。
トングからつながるストラップは足首を取り囲むオープンメッシュのストラップに接続します。
このストラップ類は着用していない状態でも立体形状を維持し、クシャッと潰れてしまうことがないため、足入れがスピーディーに行えます。
フィット感の調整は甲のアジャスターで行います。
ヒールのストラップは長さが固定されているので、踵を後ろに詰めてから甲のアジャスターを締め込むとピタリとフィットします。
ワラーチ風アッパーに対してボトム部が厚底になっているのが新しい点。
フットベッド、ミッドソール、アウトソールの3層構造、通常のサンダルよりも足腰への衝撃が約40%削減されるとのこと。
フットベッドは最も柔らかい素材を採用。指の付け根と土踏まず部分は盛り上がっていて、ヒール部分は自然なすり鉢状に窪んでいます。
体重をかけると足裏の形状に合わせて沈み込んで、一体感がさらに強まります。
ミッドソールは厚底のEVAで、フットベッドの横まで回り込んだバスタブのような形状。
クッションは柔らか目ですがフワフワというほどでもなく、ある程度のしっかり感があります。アウトソールは必要な部分にのみ貼り付けられています。
歩いた印象は、脚に優しくストレスフリーなだけでなく、適度にしっかり感があり、自然な推進力与えてくれます。これはソールが多層構造で、各層の役割分担がっかりしているためだと思います。
最上層のフットベッドは低反発のマットレスのように足裏の立体形状にフィットし、圧を均等にしてくれます。
その下のミッドソールは沈み込みすぎることなく、適度なエネルギーリターンがあるので歩くリズムが作りやすくなります。
さらに、自然なロッカー形状となっているため、軽い体重移動で足裏が転がっていくように前進できます。
アウトソールは本格的なシューズ並みにしっかりとしています。そのおかげで、機動力は十分でアスファルトはもちろんライトトレイルにも十分に対応できます。
「mguu」はリカバリーフットウェアですが、足を休ませながら多用途に活用できそうです。
例えば、アクティブレスト的なハイクやジョグ、そしてキャンプなどのアウトドアアクティビティからカジュアルシーンでの普段使いまで、オフタイムの万能選手となりそうです。