■デザイン
M-65ミリタリージャケットタイプ。着丈をやや長めにとり、大人が着るにふさわしいシルエットにこだわりました。裏側のウエスト部分にあるドローコードをしぼって頂くと、シルエットのメリハリを強調できさらにエレガントです。裏側にある内ポケットは、90年代のトレッキングジャケットにあったメッシュ素材を使用したマルチポケットを採用。ポケット口がゴムコードで調整できるのが特徴で、複数の持ち物を収納しやすくなっています。パッキング用の付属バッグもこのポケットに入っています。ミリタリーとギアウエアの要素を併せ持ったハイブリッドアイテムです。裏仕様は、オフィサージャケットと同様です。
■素材
縦に400本以上もの経糸を整経し、極限まで高密度に打ち込んだメモリーツイルを採用。通常、生地撥水をさせるためには薬剤を使用した後加工を行い効果を付加させることが一般的ですが、生地の規格が高密度であるがために、結果として雨水などの侵入を許さない撥水効果が表現されています。薬剤を使用しないことで、環境負荷に対しても一定の効果があり、またポリエステル原料をリサイクル原料に変更したことで、サステナブルなものづくり、取り組みに移行しました。
メモリーとは、形状記憶性のある布地のことです。ドレープ性というよりは、程よい独特な張りこし感があり着用するとナチュラルなしわや凹凸が残り(記憶され)ます。ただ手のひらではらうと、記憶されたしわや凹凸がフラットにもどり、あたかも生地に記憶されていたかのような表情を生み出します。これらの性質から、折りたたんだり丸めたりしても、広げてはらうとしわや折った箇所が気にならずむしろその風合いや雰囲気がなめらかなため、パッキングに最適です。この素材の象徴的な特徴をもって、メインファンクションを「PACK-able(パッカブル)」というネーミングにしました。略して「パックシリーズ」となります。さらに、このメモリー素材は、熱を加えてしまうと素材の記憶性が失われてしまうため、糸染めされた経糸と緯糸を使用する先染め織物となります。後染め織物はその名の通り生地を後から染めるため、その後染め加工の工程時に高温にさらされます。先染め織物は、糸染めされた糸を組み合わせるため奥深い色表現が可能です。このメモリー素材には、ネイビー×グリーン、グリーン×ネイビー、ベージュ×オレンジという組み合わせで、先述の通り高密度で織り上げることで、表側と裏側のカラーの異なるダブルフェイスという意匠性も表現しました。表と裏の見え方が異なる面白さも楽しんで頂けます。生地の手触りや風合い、色表現、機能に至るまでこだわったパックシリーズを是非体感下さい。
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