トラディショナルスタイルを体現するヒストリックタイ
その歴史を19世紀まで遡るストライプネクタイの起源は、英国オックスフォード大学の学生が学校のカラーを使った鉢巻きリボンを帽子からはずして今のネクタイのように結んだことが始まりと言います。そして同時代に英国の軍隊が自らの部隊の紋章や旗に使用しているカラーを使ったネクタイを採用するようになり、レジメンタルタイが生まれたとされております。レジメントは直訳すると「連隊」となりますが、軍隊の編成において最高位の格の高い組織として位置付けられています。そしてこのレジメンタルタイがアメリカに伝わったのが1919年、時の英国皇太子のアメリカ訪問であったと言われています。皇太子はかつて所属していた連隊の赤と紺のネクタイを着用しており、この皇太子のスタイルをきっかけにアメリカ人はレジメンタルタイをファッションとして取り入れるようになり、引いてはアメリカントラディショナルスタイルのアイコニックなアイテムになるほどの人気を博すネクタイへとなっていきました。また英国をはじめとしたヨーロッパがネクタイを正面から見て左下がりのストライプにするのに対しアメリカではリバース、正面から見て右下がりのストライプにするネクタイが伝統的に多く、J.PRESSのストライプタイも右下がりのストライプを採用しています。これには諸説ありますが、アメリカ人は英国人がレジメンタルタイを軍や学校への所属を表すために締めるものと知っており誤解を招かないようあえてストライプを逆に降ろしたという説もあります。由緒ある歴史に基づき、魅力的なストーリーを持つオーセンティックレジメンタルストライプタイはトラディショナルスタイルを愛する人のワードローブの基本の一つとしておすすめします。
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