939年、テーブルクロック製作の際に生み出されたデザインです。その後、1942年ユトランド半島に位置するデンマーク第2の都市であるオーフスの「オーフス市庁舎(1942年)」を設計した際にウォールクロックとしてリデザインされ、この建築のシンボル的な存在となりました。そのネーミングの通りローマン文字を大胆にレイアウトしたインデックスと、[ランス]と呼ばれる槍型の時分針が、クラシカルかつエレガントな雰囲気を感じさせます。すり鉢状に緩やかな弧を描く文字盤のフォローマン体のインデックスをシンプルに配置し、特徴的な針の形状が全体に気品ある印象を与えてくれます。ルムなど、ヤコブセンクロック特有の構造がウォッチにも再現されています。