《デザイン》
前身頃のニットに重ねたツイード地を肩の後ろまでまわして付けています。
リブのニットは肩の丸みがそのまま出てしまいがちですが、生地の厚みで丸みが隠されて、ジャケットのようなキチンと感のある雰囲気に。
後側から見るとフリンジが肩章のようにも見えます。
ツイードは一枚一枚手裁断、ツイードの上にさらに重ねたグログランテープも襟ぐりやアームホールに沿うように職人さんの手によって一本一本丁寧にカーブがつけられています。
職人さんの手技が駆使された商品です。
共糸で編んだベルト付きです。
《素材》
1795年つく立という、存在自体に歴史的価値のある生地メーカー〔PAOLETTI社〕で作成した表情豊かなツイードは、個性差のある五本の糸を一本の糸に撚りあげたオリジナルの糸でつくられています。
艶感の違うラメ糸やマイクロスパンコールなど、糸そのものが一つの作品といえる素材は、その糸の独特な輝きや肌触りを最大限に活かし、糸と糸の間に空気を残すような、非常に繊細な組織で織り上げられています。
ニットは、天然素材の綿麻にサラリとしたレーヨンを撚り合わせた糸を使用しています。
綿麻のナチュラルな素材感とレーヨンのドライなシャリ感を楽しめる素材です。
繊細で華やかなツイードとの質感のバランスも良い素材です。