maison de F

創業114年の織物メーカー須裁が自社ブランド設立
“Charrm”(チャーム)で日常をもっと楽しく美しく
ジャカード織物の素材を最大限に生かしたバッグ
ものづくりの現場に取材してきました!

築94年のノコギリ屋根工場の一角を大胆に改装してアトリエショップを開設。
布を織るガシャンガシャンっという音と間接光の差し込むあたたかみのある空間。
アトリエショップでの人と布とのコミュニケーション。

新旧の混在する空間でオリジナルのジャカード生地を製作した商品は美しい光沢と滑らかな手触り。
自然と嬉しくなってバッグを持ってどこかに出かけたい。そして誰かに会いたくなる。
日々を豊かにする魅力満載のアイテム、“Charrm”のバッグをご紹介します。

◆ジャカード織機とは…フランス人発明家のジャカールが考案した織機。

◆ジャカードとは…ジャカード織機を使用して模様や柄をつくった生地。
カラーで刷ったプリントにはない立体感や高級感が生まれます。

ジャカード織生地の開発・布製品の開発

Weaving machine 織物工場の風景

織物の町として栄え、「西の西陣、東の桐生」と称される群馬県桐生市。創業100年を超える老舗機屋「須裁」は古くはシルクを使った和装生地から輸出用のドレス生地を、近年は国内向けの婦人用ジャカード生地の生産をしています。 現在主流の高速織機と旧式のレピア織機の両方を所有し、お客様のニーズにきめ細かく対応しています。 経(たて)緯(よこ)の密度が高く、様々な性質の異なる糸を組み合わせて表現する 繊細な織物開発にチャレンジするのを可能にしています。織機と言ってもそれを扱う職人の存在なくしては生まれません。

Jacquard fabric

「チャーム」の最大の特徴は表情豊かな生地です。レピア織機とジャカード装置を巧みに扱うことで、ときには軽く繊細な生地を、またジャカード織りによる個性的な柄を生地で表現することが可能です。 シルク産業が礎にある桐生産地では、細番手の糸を高密度に織り上げることを得意としていて、チャームの生地も桐生産地としての技術力の高さを体現しています。

Designer's comment Charrmデザイナー

上質なオリジナル生地と洗練をキーワードに日々を豊かにする魅力あるアイテムを提案したい。古典的なイメージの強いジャカード織物を現代のライフスタイルに溶け込み、彩りを添えられるようなアイテムをお届けし、少しでも多くの方に身近に感じて頂けたら嬉しいです。 様々な技術を取り入れながら、オリジナルで魅力的なものづくりに励み桐生テキスタイルの発信をしていきたいと思います。 デザイナープロフィール
坂入 歩未(さかいり あゆみ)
2010年エスモードジャポン東京校卒業 大阪のアパレル会社に企画として入社。アシスタントデザイナーを8年半経験したのち、地元である群馬県桐生市に帰郷。 2019年 須裁株式会社に入社。2020年にファクトリーブランド "Charrm" を立ち上げアトリエショップをオープン。現在は1児の母。装道や茶道を勉強中。趣味は海外旅行。

ファクトリーブランド “Charrm”
おすすめバッグ

“Charrm”(チャーム)のアイテム

maison de Fの想い

ある織物工場へ見学に伺った際に、私たちが目にする商品ができるまで多くの工程と職人の手を必要していることを目の当たりにしました。また、そこで働く人たちのこだわりや想いを初めて知りました。これまで表にでることのなかったものづくりの背景が、ファクトリーブランドの登場により発信できるように。メゾンドエフはファクトリーブランドとともに、ものづくりの背景にあるものを商品とともに皆さまへお届けします。

BUYER RECOMMENDS

桐生と言えば織物の町。かつては絹織物が盛んで、ジャカードやドビーを装置した織機を多く所有し、紋織物を得意とする産地として栄えました。現在は桐生産地として生産量は他の産地と同様に縮小しています。そんな中、「チャーム」は、伝統ある桐生の織物をより身近に楽しめるアイテムを手掛けています。ジャカード織りならではの柄や風合い、そして実用性とファッション性を兼ね備えたバッグは、普段の装いのアクセントに。ファブリックの奥深さを感じるバッグをぜひ生活の中に取り入れてみてください。

EDITOR'S NOTE

MD Ryoko

メゾンドエフのインスタを見て、素敵なバッグと思ったのが3か月前。そのバッグはチャームでした! そして今回撮影でお伺いすることになり、ワクワク(早起きは不安)。。。
織物工場に無事に到着。「ガシャン、ガシャン」と音がする紋紙のジャカード織機を見たときは、感動して言葉を失いました。 織物技術やテキスタイルに魅力を感じ、心地よい時間。帰りは購入したTie dye バッグを持って自然と笑顔になれた1日でした。

Photographer Makoto

久しぶりのロケ撮影でした。天気にも恵まれ、窓からは柔らかく光が差し込んでました。
繊細な商品とギャップのあるジャカード織機を撮影し、商品の特徴を決める部分も教えて頂きました。機械の特徴や振動、音が響く雰囲気も伝わるように写すことが難しくも面白い撮影でした。